オリックス無観客試合、静まる場内に選手も戸惑い

  • オリックス対ロッテ 無観客試合の看板を掲げる警備員(撮影・鈴木みどり)
  • オリックス対ロッテ 3回裏オリックス1死満塁、中2点適時二塁打を放つ吉田正(撮影・鈴木みどり)
  • 無観客のオリックス対ロッテ戦(撮影・渦原淳)

<練習試合:オリックス5-11ロッテ>◇27日◇宮崎市清武SOKKENスタジアム

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で27日、オリックス-ロッテ(宮崎市清武)、ソフトバンク-西武(宮崎アイビー)の練習試合2試合が無観客で開催された。

26日の12球団代表者会議で、今後のオープン戦を無観客で開催することが決定したことを受けたもの。前日のオリックス-西武、ソフトバンク-ロッテは普段通りお客さんが入っていただけに、静まり返った球場に選手も戸惑うなど、異例の試合が展開された。

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オリックスキャンプ地の宮崎市清武。ロッテ戦のスタンドは静まりかえっていた。お客さんは0で、観戦者は両チームや他球団のスコアラー、報道陣だけ。両軍ナインの声と打球音だけが響いた。

そんな中、3点を追う3回1死満塁で、3番吉田正が2点適時二塁打を放った。「無観客試合は初めて。不思議な雰囲気でした」。侍ジャパンの主軸も、前日までのにぎわいから一変した静寂に、戸惑いを隠せなかった。「でも試合が始まれば、対相手なので、しっかり(試合に)入れました」。オリックス入団後、初体験の環境だったが、プロとしてプレーに集中した。

先発は山本。「音がないところで試合をするのは高校野球以来」だった。リズムを崩したわけではないが、3回5安打3失点。「オープン戦も無観客試合になる。それでも集中して投げて、開幕までに調整していきたい」と冷静に話した。

チームはこの日の試合で、宮崎キャンプを打ち上げた。29日からの日本ハム2連戦に備え、28日に札幌入りする。北海道では新型コロナウイルスの感染者が多く出ており、チームはナインやスタッフに「外出禁止令」を出している。球団関係者は「いつもと違う環境でプレーすることになるが、開幕までに個々の状態を上げてほしい」と切実な訴えを口にした。【真柴健】