新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ソフトバンク3軍が6月に予定していた韓国遠征が中止になる可能性が2日、高まった。

現時点でKBO(韓国プロ野球)との調整も行われておらず、藤本3軍監督も「今の状況ならば、今年の韓国遠征は難しいと思う」と話した。

3軍の韓国遠征は若手育成と国際交流も兼ねて12年にスタートした。日本のウエスタン、イースタン・リーグにあたる韓国プロ野球2軍を中心とした「フューチャーズ・リーグ」と十数試合を行ってきた。昨年は韓国北部のKT、ハンファ、SK、高陽(独立チーム)と対戦。今季は南部への遠征でサムスン、ロッテ、NCなどとの試合が予定されていた。日韓両国を含む世界的なコロナ禍による渡航制限の問題もあり、調整がまったく進んでいない状況だ。

4・24開幕がさらにずれ込む可能性が大きく、1軍公式戦のみならずファームを含めた日程は不透明。ソフトバンク3軍は四国ILと今季も計32試合(4チーム×8試合)の定期交流戦を予定しているが、同リーグの開幕日も4月24日以降へ延期。若手育成にも厳しい環境となった。