緊急事態宣言を受けて8日からチーム活動休止期間中となっているヤクルトの高津臣吾監督(51)は、自宅待機の時間で分析を進めている。

シーズン開幕に向けて、今の期間を有効活用する。球団を通じ「家にいる時間がこんなに多いのは初めてで、映像やデータは常に見ています。元々そういう作業は嫌いではないので、特に苦になることはないですが、みんなと一緒に外で野球がしたいです」とコメントした。

オープン戦や練習試合を通じ、開幕ローテーションやスタメンは固まりつつあった。開幕投手はベテラン左腕石川に決定し、小川、高橋らがローテ入り確定だった。打線は1番坂口、2番山田哲、3番青木、4番村上の上位打線を組んでいた。現状さらに時間ができたことで、ローテーションやスタメンについても「最初に決めてそのままのところもあるし、再考するところもあります」と明かした。

昨季セ・リーグ新人王の村上は下半身のコンディション不良でキャンプ途中から2軍で調整し、オープン戦終盤で1軍に復帰。投手陣にもケガ人を抱えていたこともあり「キャンプからケガ人が非常に多く、もし3月20日に開幕していたら、また違ったメンバーになったかもしれないですが、そのあたりは前向きにとらえるようにしてます」とした。

いつから全体練習が始められるのか、開幕も不透明なまま過ぎていく時間。不安を抱えながらの生活だが「子供の頃は、毎日友達と一緒に野球がしたいと思ってました。今はその心境です。1日も早く、コロナ問題が終息してくれることを祈っている毎日です」とメッセージを送った。