阪神矢野燿大監督(51)が14日、代表取材に応じ、15日からの自主練習再開への思いを明かした。

チームは3月26日深夜に藤浪晋太郎投手(26)、伊藤隼太外野手(30)、長坂拳弥捕手(25)が新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査で陽性反応を受け、翌27日から活動を停止していた。

4月7日に発令された緊急事態宣言で本拠地甲子園を置く兵庫県が対象地となっている中での自主練習再開。「みなさんが苦しまれている状況の中やからね。オレらだけのことで、練習再開したから良かったという思いは現状、そんなに思えない」と前置きした上で「ただ、オレらは『開幕できるようになりました』というところからは逆算していかないと、できない部分がある。目の前のことに対してベストを尽くして、より良い結果を出す、喜ばせるということは変わりません」と力を込めた。

球団は15日から甲子園、鳴尾浜施設の施設開放、自主練習を開始することを前日13日に発表。監督、コーチは甲子園、鳴尾浜ともに視察を控える方針となっている。