巨人岡本和真内野手(23)は、開幕もボールもゆっくりと待つ。14日、川崎市のジャイアンツ球場で個人調整。通常の打撃練習に加え、室内練習場の一角に設置されたスローボールマシンを約1時間打ち込んだ。途中、3学年上の山本からアドバイスを求められ、打撃論を繰り広げる場面も見られた。開幕の日程は未定だが、巨人軍第89代4番の「若大将」はゆっくりと調整を進める。
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岡本は室内練習場の奥に設置されたスローボールマシンに1人で向き合った。前日に1日降り続いた雨の影響で2日連続室内での練習。「バッティング投手のボールを打った際に、慌てて打ちにいってしまう感じがあったので」と約1時間ひたすらスローボールを打ち込んだ。
限られたスペースで的確に課題をつぶした。前日も同じ場所で、1人黙々と居残り練習。誰もいない室内には一定のマシン音とスイング音がいつまでも鳴り響いた。「だいぶ『待つ』感じが出てきました」と好感触を口にした。
途中、歩み寄って来た大卒5年目内野手の山本から、バットの出し方について意見を求められた。約20分間ともに打ち込みながら自身の打撃論を伝えると、山本は「すごくシンプルでした。参考になった」と3歳年下の主砲のアドバイスに手応えを得た。
新型コロナウイルスの影響で、再々延期となった開幕の日程はいまだ定まらない。岡本は8日に個人調整に訪れた際には「僕はなにも考えません。『無』ですね。毎日できることをやっていくだけです。何も変わりません」と話していた。巨人軍の4番は開幕もボールもどっしり構えて待つ。【久永壮真】
◆スローボール打ち 体が開かないように打つことを意識付けする練習。緩い球であれば、しっかり自分のタイミング、ポイントで打つことができ、フォームの確認にもつながる。3冠王を3度獲得した落合博満氏が現役時代に行ったことで知られ、現在でも多くのチームが導入している。



