楽天辰己涼介外野手(23)が18日、開幕へ向けてエースの球で目慣らしをした。

辰己は楽天生命パークでの練習後、オンラインでの取材に対応。実戦感覚を取り戻すため、則本昂の投球練習で打席に立ったことを明かした。

「じきじきに則本さんが『お前、オレの球を見とくか』みたいな感じで声をかけてくださったんで。日本のエースの球を見ておけば、とりあえずこれ以上の球はないと思うので、気持ち的にも安心できるかなと思ったので。いい練習になりました」。直球に加え、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップと変化球もまじえてもらいながら30~40球。日本トップの投手の球を久しぶりに体感し、納得の笑顔をみせた。

早ければ6月中旬にもシーズンが開幕する可能性がある。最初は無観客でスタートする見通しだが、辰己は「早く大観衆の中で、あの楽しい環境の中でやれたら、自分の最大のパフォーマンスが出ると思うので。どうなるか分からないですけど、はよ試合したいなという感じです」とファンの来場を熱望。

その上で「(無観客でも)辰己頑張ってるなとテレビ越しに伝わるような全力プレーをするしかない。(ファンが)入ったらさらにいいパフォーマンスができると思うので、お客さん、ファンのみなさんが来るまでレギュラーとして耐えたい。スタメンで出続けられるようにしたい」と意気込んだ。