球児へ、エール弾だ。日本ハム清宮幸太郎内野手(21)が、意地の1発を放った。10日、ヤクルトとの練習試合(神宮)に6番一塁でフル出場。3打数無安打で迎えた9回の先頭、右翼席へアーチを架けた。センバツ出場予定校が、甲子園に招待されることが決定。早実時代、史上最多の高校通算111本塁打の先輩は、甲子園でのプレーを楽しむよう願いを込めた。
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「聖地」での1発は、格別だった。清宮に、高校時代の懐かしさがよみがえった。1点リードの9回。先頭で、真ん中高めのカットボール139キロを伸び伸びと振り切った。打った瞬間、盛り上がるベンチの声援を後押しに、打球は右翼席中段で跳ねた。神宮は高校以来。「やっぱり聖地だなというか、めちゃくちゃ気持ち良くプレーできました」と声も弾んだ。
代名詞の本塁打で、球児にエールを送った。選抜出場予定校が、甲子園で交流試合としてプレーできることが決定した。
清宮 甲子園でプレーするのは絶対に、すごくいい思い出になると思う。こうやって違う形で高校生たちにチャンスが与えられたっていうのは自分自身、高校野球経験した身として本当にうれしい気持ちでありますし、思う存分楽しんでいただきたいなと思います。
早実では通算111本塁打の史上最多記録を樹立。“先輩”として、自分のことのように喜んだ。
高校を卒業し、プロ3年目を迎えた。この日は同学年のヤクルト村上が、8回に本塁打で初のアーチ共演を果たした。「それくらい打つでしょって感じです」と笑顔。栗山監督は「同級生のスイングを見てて本当に何か感じるものが、本当に尻に火がつく感じがした。でも、9回裏があってよかったよね。普通だったら、ないんだから」と“持っている”ことに笑った。
前日9日に2軍練習試合で1本塁打でアピールし、再び1軍に合流した。相次ぐ故障で遠かった、悲願の開幕1軍。球児のように、かなえてみせる。【田中彩友美】



