オリックスから新加入の“恐怖の6番”楽天ステフェン・ロメロ外野手(31)が決勝2号ソロを含む4打数3安打猛打賞の活躍で今季4度目のマルチ安打を記録した。

同点に追いつかれた直後の2回裏、先頭で打席に入ると日本ハム有原を相手に2ストライクから外角128キロスライダーを捉えた。バックスクリーン左へ放り込み、貴重な勝ち越し弾。「イニングの先頭バッターだったからとにかく強く打って出塁することを考えていたよ。そこでたまたま、打った感触がないぐらいすごくいいスイングができて、打った瞬間は入るか分からなかったんだけど、走っているときに入ったと確信できた。いい投手から打てて良かったよ」と振り返った。

2、3打席目も単打を放ち、4打席目は11球粘って四球を選んだ。ここまで全7試合に6番でスタメン出場し、打率4割7分8厘。オリックス若月の3割8分1厘を抑え、リーグ首位打者と絶好調だ。「まだ7試合しかしていないからね。でも本当に運がいいと思っているよ。今やろうとしていることは、強いスイングをしてボールを強くたたくこと。今はこれができていれば、ヒットになる確率が高いと感じている。打った先で結果がどうなるかは誰にもわからないけど、やろうとしていることができているからいい状態を維持できているんじゃないかな」と自己分析した。

三木監督も「状態もいいんでしょうけど、味方でよかったなと思います。僕たちもしっかりサポートしていきたい」と信頼を示した。