中日岡野祐一郎投手(26)がプロ初勝利から一夜明けた3日、ナゴヤ球場で練習後、勝利の実感を改めて語った。

祝福のLINE(ライン)やメールが約150件届いたといい、「自分の投球を見て勇気をもらったと言ってくれる人もいて、改めてプロ野球選手が与えられる影響力の大きさを感じました」とコメントした。聖光学院(福島)1年時に東日本大震災に遭い、宮城・石巻市の実家は半壊した。仙台に拠点を持つ楽天の復興支援活動も身近に感じていただけに、喜びとともにプロ野球の持つ力を再確認した。

岡野は新人として開幕ローテーションに入り、今季2度目の先発となった2日阪神戦(ナゴヤドーム)で5回3安打2失点と好投し、チームを3連勝と勝率5割復帰、4位浮上に導いた。