ロッテ荻野貴司外野手(34)が、開幕21試合目で2ケタ盗塁に到達した。

昨季は45試合目での2ケタ到達だった。「去年も、塁に出たら走ろうという意識はあったんですけれど。走れるタイミングや運もあると思いますし、それがうまいこと重なったのかなと思います」と話した。

初球から仕掛けるケースも目立つ。「大塚コーチや伊志嶺コーチといろいろ話しながらやっています」。この日も1回、安打で出塁すると2番打者の初球から走り、見事に今季10個目の盗塁。捕手の悪送球で三塁まで進んだ。3回にも今季11個目を成功させた。

11盗塁はリーグで独走の数字で、打率3割4分1厘もリーグ4位。開幕から21試合連続で出塁中。「全試合出ることを目標にやっていきたい」と臨むシーズンで、リードオフマンが絶好調だ。【金子真仁】