阪神藤浪晋太郎投手(26)が今季4度目の先発マウンドに上がるも、6回8安打6失点4四球で降板となった。自身685日ぶりの白星はならなかった。降板後は「初回に大事に入りすぎたところを打たれてしまい、出ばなをくじかれバタバタしてしまいました。自分のピッチングを取り戻す前に降板してしまい、チームに申し訳ないです」とコメント。この日は6イニング中4イニングで先頭打者の出塁を許し、そのうち3イニングが四球での出塁と苦しんだ様子だった。

初回、先頭の西川に中前打を許すと、2番羽月にも左前打と連打を浴びた。3番長野を二ゴロに仕留めるも、1死一、三塁から4番鈴木誠に低めフォークをうまくとらえられ、先制の左前適時打。なおも1死一、二塁から松山に外角低めの155キロ直球を左中間に運ばれ、初回に3点を献上した。

3回には先頭長野への7球目、149キロ直球が内角高めに大きく抜け四球。鈴木誠に中前打を浴び無死一、三塁とされると、続く松山の遊ゴロ併殺打の間に三塁走者の長野が生還し4点目を失った。4回は140キロ台のフォークを生かして堂林、田中広を連続で空振り三振。森下からも151キロ直球で空振り三振を奪い、3連続三振でこの日初めての3者凡退。

5回も無失点に抑えたが、6回2死二塁から8番田中広を申告敬遠。2死一、二塁から森下に左翼線への適時二塁打を浴び、2点の追加点を許した。直後の6回裏に代打を送られ降板となった。

今季初登板となった7月23日広島戦(甲子園)では、6回2死まで3安打無失点に抑えていたが、ピレラに満塁本塁打を浴び敗戦投手。その後2戦も好投を続けたが、味方の援護にも恵まれず3戦3敗中だった。