プロ初勝利オリックス吉田凌「全力で」7連敗止めた

  • ソフトバンク対オリックス 連敗を止めナインを迎える西村監督(撮影・今浪浩三)
  • ソフトバンク対オリックス 3番手で登板し5回裏を抑えた吉田凌(撮影・今浪浩三)

<ソフトバンク2-8オリックス>◇15日◇ペイペイドーム

甲子園の季節に甲子園の星が輝いた。兵庫・西脇市出身のオリックス吉田凌投手(23)が、プロ5年目の初勝利でチームの連敗を7で止めた。今季初のブルペンデーで4点リードの5回に3番手で登板。1番三森からの攻撃で2番柳田に四球を与えたが、3番中村晃をスライダーで一邪飛、4番栗原をフォークで投ゴロに切って1回を0封した。チームは逃げ切りに成功し、幸運の白星をゲットだ。

吉田凌 素直にうれしいです。1人1人を全力で打ち取ろうと思いながら投げた。結果が出てよかったです。

東海大相模(神奈川)時代の15年夏の甲子園。小笠原慎之介(中日)との2枚看板で全国制覇を達成した。同年ドラフト5位でオリックスに入団。昨季までの1軍登板は合計5試合だったが、1軍チャンスをものにした今季はブレークの兆し十分。11試合で防御率1・69の安定感を示し、中継ぎ陣の一角を担っている。

胸に刻む金言がある。17年オフ、東海大相模の先輩の巨人菅野に弟子入り。ハワイ自主トレに同行し、プロで生きる術を教わった。 吉田凌 2年連続沢村賞を取っている人でも、基本をきっちりされている。『先頭を打ち取っていく意識で』と。僕もその通りに全力で投げていこう。そういう(自主トレでの)経験や話が今につながっている。

約3年ぶりの先発で3回を0封した吉田一から7投手をつなぎ、ソフトバンク打線を2失点に抑え込んだ。西村監督は「投手陣、よく頑張ってくれましたね。(吉田凌は)ここのところずっと頑張ってくれたんで。本人にも大きい勝利じゃないかな」とたたえた。1年目から活躍している盟友小笠原に追いつけ追い越せで奮闘する。【真柴健】

◆吉田凌(よしだ・りょう)1997年(平9)6月20日、兵庫・西脇市生まれ。小1から西脇少年スポーツ団で野球を始めて以来投手一筋。西脇東中時代は北播シニアに所属。東海大相模では1年からベンチ入り、3年夏の15年に甲子園優勝し、同年オリックスにドラフト5位で入団。家族は両親、5人きょうだいの長男。181センチ、78キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は580万円。