オリックスドラフト1位ルーキーの宮城大弥投手(19)が18日の西武戦(メットライフドーム)で2度目の先発に臨み、プロ初勝利に挑む。17日、試合前練習後「まず先頭打者を意識してストライク先行でいければいい。ボール球がたくさんあった。ストライク先行できれば自分に有利なところに立てる。そこを意識してやっていきたい」と抱負を語った。デビュー戦だった4日楽天戦(京セラドーム大阪)は5回2失点。浅村から147キロ速球で空振り三振を奪い、クロスファイアの速球が光った。低めに制球したカーブやチェンジアップで空振り三振に封じる場面もあり、堂々たるマウンドさばきだった。

宮城は「いまの方が少し自信になる球も多少、多くなったのかな」と話した。1軍の晴れ舞台でしか気づけないこともある。「(打席での立ち位置が)ホームベースから遠くてもアウトコースを簡単にはじいてくる打者が多かった。そこが少しやりづらい。そこを工夫したい」。1歩ずつ着実に前進する。4日の登板後はLINEなどで多くのメッセージが届いたという。周囲の期待も背負って、高卒新人一番乗りのプロ初星を目指す。