ソフトバンクは25日、ドラフト会議で近大・佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)を1位指名することを公表した。

永井智浩編成育成本部長(45)がオンラインで会見し「ドラフト会議の前日を迎えまして、1位指名を公表したいと思い集まっていただいた。近畿大学の佐藤選手を指名しようと思っています」と話した。「評価の方は話し合って決めていましたし、先方へ早めにお伝えするということも含めてこのタイミングになりました」と説明した。

佐藤は通算14本塁打で、関西学生野球リーグ通算新記録を更新した左打ちのスラッガー。今月7日には福山龍太郎アマスカウトチーフら3人が同校を訪れ面談。「三塁手として考えている。40盗塁したいというように、足もある。次世代のチームにマッチする選手」と高い評価を明かしていた。昨年は中日石川昂、18年は広島小園に1位入札しており、野手の若返りはここ数年の課題となっている。すでにオリックスが1位指名を公言しており、複数球団での競合になることは必至だ。