DeNAドラフト4位の履正社・小深田大地内野手(17)が25日、大阪市内で交渉し、契約金4000万円、年俸560万円で契約に合意した。

主砲の跡継ぎに名乗りを上げた。背番号は佐野恵太内野手(25)が入団から今シーズンまでつけた「44」に決定。広角に打ち分ける打撃センスと、1発も打てる長打力をもつ。小深田も「『佐野さんの後継者になれるように』と言われたので、佐野さんを超えるようなバッターになりたいです」と喜んだ。

高校通算34発。履正社では1年夏からレギュラーで、2年夏には現阪神井上広大外野手(19)とクリーンアップを組み、同校初の全国優勝に大きく貢献した。担当の安部建輝スカウト(34)も「木製でもホームランが打てていた。木製にすぐ対応できるんじゃないかと思う。(佐野と)タイプがよく似ている。良い番号をもらえたと思っています」と技術に太鼓判を押した。小深田も「1本で流れだったり、球場の雰囲気を変えられるようなホームランにこだわって、それ以外はしっかり首位打者を狙って頑張っていきたいです」と、先輩に負けじと持ち味の打力で「44」の存在感をアピールする。

ヤクルト6位の日本航空石川・嘉手苅浩太投手(17)は、中学時代に所属した姫路アイアンズのチームメート。同じセ・リーグの所属となり、「対戦したら全部打ちたい。二人とも早く1軍の舞台で活躍できるように、早く1軍に上がりたい」と目標を語った。(金額は推定)