広島中村祐太投手(25)が25日、マツダスタジアムで契約交渉に臨み、500万円増の年俸1500万円でサインした。右腕は「個人的には防御率、イニングを意識してやっているので、その2点台は手応えもありましたし、来季につながるシーズンだったかなと思います」と振り返った。

7年目の今季は9月下旬から先発ローテーションの一角を担い、3勝4敗、防御率2・31と安定感を示した。永川、菊地原2軍投手コーチから「低めへの制球が生きるすべ」と指導を受け、付きっきりでシャドーピッチング、ネットスローなどを繰り返し行ってきた。「2軍にいた頃からずっと意識していた低めへの投球が1軍でもずっとできた。そこが良い結果につながったと思う」と手応えをつかんだ様子だ。

来季については「開幕から1年間ローテーションで回るということが毎年の目標。勝ち星なら2桁は勝ちたいですし、2桁勝つには防御率も良くないと厳しい。最低でも(防御率)2点台」と目標を掲げた。(金額は推定)