ソフトバンク長谷川勇也外野手(35)が17年に取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使してNPB他球団への移籍を検討していることが25日、分かった。13年に首位打者、最多安打のタイトルを獲得。その後は足首などの故障もあり、出場は17年から23、55、25、29試合と減った。現在はコンディションの不安がなく、新天地でのプレーを視野に入れたようだ。

今季は5年ぶりに開幕スタメン出場。8月に新型コロナウイルスに感染した影響で離脱したが、9月末に1軍復帰すると「代打の切り札」を務めた。10月15日オリックス戦では自身初の満塁本塁打も放った。CS、日本シリーズもここ一番で代打起用された。

長谷川は16年に国内FA権、17年に海外FA権を取得した。打撃技術は年々、円熟味を増し、練習姿勢を評価する声もある。今季推定年俸8000万円は補償不要のCランクで、宣言すれば複数球団が興味を示しそうだ。ソフトバンクも来季戦力と考えており、動向が注目される。