楽天ドラフト1位の最速155キロ左腕、早大・早川隆久投手(22)が来春キャンプを1軍でスタートすることが内定した。石井GM兼任監督は「基本的に即戦力と周りから言われている選手は1軍からスタート。僕も見たいので。適材適所を見極めたい」と話し、同2位の法大・高田孝一投手(22)同3位のENEOS・藤井聖投手(24)同4位の亜大・内間拓馬投手(22)も1軍スタートの考えを示した。

石井GM兼任監督の経験を元にした育成プロセスを描く。東京学館浦安から91年ドラフト1位でヤクルトに入団。当時の野村監督に見いだされ、高卒1年目から米ユマでの1軍キャンプへ参加した。「自分の現在地を分かりやすく見られる。ここが足りない、ここは少し自分の方が上にあると把握できる」。今季も高卒のドラフト2位黒川を1軍に抜てきし成長を促した。ただ「なるべく1年目から焦ってほしくない。第1クールが終わってから、シートバッティングで投げられるような状況にしたい」と、手綱はがっちりと締める。