DeNA飯塚悟史投手が「番長カーブ」で1軍定着を目指す。昨季は4年ぶりに1軍登板がなく、2軍でも防御率9・00と苦しんだ。「真っすぐとフォークだけでは勝負できていなかった。球速差がある球が必要」。110キロから115キロ前後のカーブの習得に本格的に取り組んでいる。

スローカーブは、三浦新監督が現役時代に得意とした球種。「三浦さんはカーブでカウントも空振りも取れていた。その点は聞けたら聞きたい」と望んだ。

今年はプロ7年目で初めて、三嶋、山崎らの厚木市での合同自主トレに参加した。「1軍のリリーバーと一緒にやらせてもらって、この時期の球の質を感じられた。その点は今季、すごくいい影響を受けられると思う」。昨季、2軍では主に救援だった。新監督の武器を受け継ぎ、好成績で恩返しを狙う。【斎藤直樹】