中日の平田良介外野手(32)が体幹強化と減量作戦で完全復活を目指す。27日、ナゴヤ球場で自主トレを行った同選手は「体も動かしやすくなったし打撃もぶれが少なくなった。効果が表れているなと思う」と個人トレーナー指導の下で腸腰筋(ちょうようきん)の強化で打撃改造にも取り組んだ自主トレの手応えを明かした。

昨年は不振と故障で55試合出場にとどまり、打率2割3分5厘。ここ数年、キャンプは調整を任されての2軍読谷スタートが慣例だったが、今年は17年以来の1軍北谷。知人からの連絡で一報を知り「あ、そうなの?」と思ったそうだが「与田監督のコメントをニュースでみて、自分が優勝するために必要だと言っていただいているので、期待を裏切らないようにしたい」とレギュラー争いを勝ち抜く決意を示した。

体調管理も順調だ。1月4日の自主トレスタート時に約98キロあった体重も3週間で4キロ減。「2月中に92キロ、3月には90キロ台に」と開幕に向けての調整プランも明確だ。「北谷でも読谷でもやることは変わらない。2月1日からしっかり動きます」。センター大島以外は完全競争となる外野の一角確保へプロ16年生がゼロから挑む。【安藤宏樹】

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