楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22=早大)が“釣りざお投法”で初勝利を狙う。

27日、仙台市内での新人合同自主トレで18日以来2度目のブルペン投球。全て直球で立った捕手に25球、座った捕手へ12球の計37球を投げ込んだ。早川は「悪くもなく、良くもなく、本当に普通。自分の想定内かなと思います」と淡々と振り返ったが、ボールを受けた倉持ブルペン捕手は「回転がきれいで伸びがあるストレート。球速は140キロぐらい出ていたように感じた」と好感触だった。

腕のしなりを生かしたフォームは、釣りが理想だ。下半身の使い方を一番大事とした上で、早川は「釣りざおを振るような形で、腰が勝手に回転していけば腕が後からついてくるイメージ」と説明した。大学1年時に大学野球の高いレベルを経験。2年時にフォーム作りを実行し、たどり着いた。出身地は太平洋沿岸部の千葉・横芝光町。「祖父や祖母が漁師でしたが、自分が釣りをすることは全くなかったです」と笑った。

チームは現在、ヤンキースからFA宣言した田中の獲得に動いている。「(田中は)伝説の投手というか、小さい時から見ているピッチャー。練習の姿や言動を見ているだけでも自分の成長につながると思う」と語った。【相沢孔志】

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