楽天ドラフト2位の高田孝一投手(22=法大)が27日、仙台市内での新人合同自主トレで4度目のブルペン投球を行った。

捕手を立たせて12球、捕手を座らせてからは変化球を織り交ぜながら40球の計52球を投げ、「キャンプインや開幕を見据えてのペースとしては良い感じできている。今が7割ぐらいだと思うので、3月までに10割を目指していきたい」と仕上がりは順調な様子だ。

最速156キロ右腕は走者を想定したクイックモーションの投球も行い、「足を上げる時よりも精度や球威が落ちてしまう。クイックの精度も実戦に向けてもう少し上げないといけない」。それでも昨年はクイックで150キロを計測しており、走者を置いても力強い直球が魅力だ。今日28日は同トレ最終日。「個人としても良い練習にも取り組めた。体の使えていない部分なども分かり、すごく良い1カ月が過ごせた」と笑みを浮かべた。

13年に初の日本一に貢献した田中将大投手(32=ヤンキースFA)の去就が注目され始めた。高田孝は「日本を代表する右投手で、開幕24連勝など実績がある。もし同じチームでできるのであれば、投球や練習の姿勢を間近で見て、吸収できるものは全て吸収したい」と目を輝かせた。【相沢孔志】