日本ハムの背番号「23」には“異名”で親しまれてきた選手が多い。99年から助っ人として活躍したオバンドー(02年)は、北海道移転前の本拠地東京ドームで、看板直撃の1発を量産していたことから“看板男”と名付けられた。00年には打率リーグ2位の3割3分2厘、30本塁打、101打点をマーク。外野手部門でベストナインに輝いた。

09年から5年間背負った二岡智宏は、巨人時代から遊撃の守備にも定評はあったが、打撃では右方向に飛ばす能力が高く“ミスター右中間”と呼ばれていた。二岡の後を受け継いだのが渡辺諒(14年~)。13年のドラフト1位はパンチ力の高い打撃が魅力。直球を打ち返す能力が高いことから、昨年の開幕前、日刊スポーツが独自に名付けた“直球破壊王子”も浸透しつつある。