ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(34)が、今季限りで退団する可能性に言及した。4日(日本時間5日)、キューバメディア「スイング・コンプリート」が報じた。

米フロリダ州で行われた東京五輪米大陸予選に参加後、キューバに戻る同国代表を見送るためマイアミ空港に訪れたデスパイネは、同メディアのインタビューに応じ、今季終了後について「再び日本でプレーするかどうかわからない。シーズン終了後は身体的な負担よりも精神的な負担が大きく、子供たちと過ごす時間が必要。メキシコやドミニカ共和国、ベネズエラなど他の中南米のチームでプレーする可能性もある」と明かし「息子は日本でプレーしている年数と同じ年齢で、成長する様子をほとんど見ることができていない。リフレッシュして、他の選択肢を考える時間が来るかもしれない」と、家族との時間を大切にしたいとの考えを示した。

デスパイネは5月31日から開催された東京五輪米大陸予選にキューバ代表として参加したが、初戦のベネズエラ戦で左胸付近の筋肉を負傷。復帰まで少なくとも1カ月と報じられた。同国代表は予選に敗退し、ソフトバンク所属選手らは日本時間8日に来日する。

デスパイネは今季27試合で打率2割2厘、1本塁打、6打点。日本通算8年で654安打、161本塁打、470打点。