首位楽天が、オリックス山本由伸投手(22)の牙城を崩す。17日、リーグ戦再開初戦の18日オリックス戦へ向け、本拠地楽天生命パークで全体練習を行った。交流戦MVPの相手先発山本と今季2度目の対戦。4月28日の敵地での前回対戦では3安打で完封された。2ゲーム差で迫る敵のエースに、石井一久GM兼監督(47)は「必ずやっつけていかないといけない相手。嫌な打線、チームと思わせたい」と策を巡らせる。

勝算はある。昨季は敵地で2敗を喫したが、本拠地では2戦して1勝1分け。13イニングで6得点を奪った。白星を与えなかったホームで先手を奪い、試合の主導権を握りたい。昨季12打数6安打で対戦打率5割の島内宏明外野手(31)は「なかなか甘い球は来ないけれど、ストライクゾーンには投げてくる。その球をしっかりと前に飛ばすこと」と好球必打を意識。昨季1本塁打、5打点の浅村栄斗内野手(30)は「パ・リーグではNO・1。何度も対戦があると思うので、しっかり倒したい」と力を込めた。