広島鈴木誠也外野手が決勝打で、同学年の床田寛樹投手のプロ初完封を呼び込んだ。

6回1死一、二塁で巨人山口のフォークを中前に運び「真っすぐはガン表示以上に強い球が来ていたし、フォークも落ちるので、とりあえず食らいつくことしか考えていなかった」と先制点をマーク。試合後は床田とお立ち台に上がり「ケガをしたときも、同じタイミングで2軍の寮とかですごしてきた。こうやってお立ち台に立ててうれしいです」と、自身は右足首骨折、床田は左肘手術から再起を目指した17年を思い起こしていた。

◆床田寛樹(とこだ・ひろき)1995年(平7)3月1日生まれ、兵庫県出身。箕面学園3年夏は大阪府大会3回戦敗退。中部学院大を経て16年ドラフト3位で広島入団。1年目の17年7月に「左肘関節内側側副靱帯(じんたい)再建術・尺骨神経剥離術」の手術を受け、19年に1軍復帰。通算55試合17勝18敗、防御率3・53。今季推定年俸2700万円。181センチ、88キロ。左投げ左打ち。