ロッテは公益財団法人日本AED財団と協力し、ZOZOマリンでAEDを必要とする人が1秒でも早く処置を受けられる体制整備を進めるための実証実験を29日オリックス戦前に実施すると25日、発表した。

球場内に設置されているAEDを救命ボランティアが想定心停止現場まで運搬し、かかった時間を計測。その結果をもとに適切なAEDの配置数、位置、密度などを検証する。

この実証実験は観戦中の心停止による死亡者をなくすための「RED SEAT(レッド・シート)」導入に向けた取り組みとして実施される。レッド・シートはスタジアム内に赤い布をかぶせた席を設定し、その席の観戦者にAED設置場所を事前に把握してもらうことで1秒でも早く運搬する仕組み。防災月間である9月中に実施し、球場スタッフやファンの救命に対する意識の啓発を図る。