ロッテ井口資仁監督(46)は20日、シーズン残り6試合に向け、岩下大輝投手(25)をリリーフ起用する意向を示した。「ロング(リリーフ)でですね」と、23日の日本ハム戦(ZOZOマリン)からリリーフ待機させる予定だ。

岩下は今季、前半戦は8勝を挙げ、エース格として活躍した。そこから一転、後半戦は先発で白星なし。15日のソフトバンク戦(同)は5回1失点にまとめたものの、初回から制球に苦しんでいた。

一方で昨年も11月8日の西武戦(同)でリリーフとして2回1/3を無失点に抑え、勝利投手となるなど、持ち前の球威とフォークでリリーフ適性も高い。井口監督は「先発が早めに崩れれば、すぐに切り替えて」と話している。序盤に失点が多くても、救援陣が中盤をしのげば逆転勝利の可能性も膨らむ。逆転Vへ、悩み抜いた男が力を振り絞る。【金子真仁】