今季限りで現役引退を表明した巨人亀井善行外野手(39)が、代打で凡退した後、バットをじっと見つめるシーンがファンの胸を熱くさせた。

亀井は道具を大事にする選手で知られ、試合用のグラブは15年間使用を続ける。「また助けてくださいと思いを込めて」と1打席ごとにバットをタオルで磨くのは亀井の流儀だった。

この日は、ボールが当たった場所をじっと見つめた後、おでこにポンッとバットをぶつけ、静かにバットを片付けた。