今季限りで退任するソフトバンク工藤公康監督(58)が27日、ペイペイドームで退任会見を行った。15年に就任してからリーグ優勝3度、日本一5回を味わった7年間の思い。そして就任後初のBクラスになり、退任を決断した今季の思いを語った。

工藤監督は会見冒頭のあいさつで「幸せな7年間を過ごすことができました。野球人として、たくさんの方に支えていただいたことを心から感謝したいと思います。この7年間は夢のようなすばらしい日々を過ごさせていただきました」と、チームだけではなく球場スタッフや警備員、食堂の従業員らを列挙して、感謝の思いを話した。

球団からは来季も続投の要請を受けていたが、固辞して退任となった。「覚悟を持ってここまで来たつもりではいます。結果が悪ければ、責任を負うのは監督であると。今年の成績はぼく自身の力のなさが元だと思っていますし、今年の成績がぼくの実力。しっかりと責任を取ることが何より大事だと思い、ここに至りました」と、ユニホームを脱ぐに至った経緯を明かした。