今季限りで退任したソフトバンクの工藤公康監督(58)が27日、ペイペイドームで記者会見を行った。今後については趣味のキャンプや九州の人たちに感謝を伝える行脚をしたいと明かした。

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野球漬けの日々を終えた工藤監督は「ぼくはアウトドアが好きなので、時間があれば九州を転々としながら、キャンプをして、いろんなところに行っていろんな景色を見たいと思っていますけど、まだ全く予定は立っていません」と今後について触れた。

監督としての7年の間には、熊本地震や豪雨災害など、九州地方でもさまざまな天災があった。これまでも、被災地を訪れて支援してきた工藤監督は「この九州の地でこれまでいろんなことが起こって、ぼく自身は野球の神様が、地震であったり豪雨であったり、いろんなところで苦しんでいる方の力になりなさいと言ってくれたんだと思います」と振り返った。

そして、退任後も何らかの形で支援を継続する考えを明かした。「九州のみなさんに、監督という職は今日で終わりますけど、何らかの形でみなさんの力になれたらいいなと思いますし、こちらでお世話になった方もたくさんいらっしゃいますので、そういう形の思いにもしっかり報いていけたらなと思います」。