DeNAが、球団OBでBC・神奈川の監督を退任した鈴木尚典氏(49)の入閣を検討していることが28日、分かった。

横浜高から91年に大洋(現DeNA)入りした鈴木氏は、マシンガン打線の3番打者として98年の日本一に貢献。97、98年には2年連続で首位打者を獲得するなど、優れたバットコントロールには定評があった。08年限りで引退すると、2軍打撃コーチ、ジュニアチームの監督を務めた。20年からはBC・神奈川の監督を務め、同年には同リーグで初となる就任1年目の優勝を果たした。

◆鈴木尚典(すずき・たかのり)1972年(昭47)4月10日生まれ、浜松市出身。横浜高2年の89年夏に4番で甲子園出場。90年ドラフト4位で大洋入団。97、98年に2年連続で首位打者、ベストナイン。通算打率3割(4000打数以上)をマークした(3割3厘=歴代15位)。98年に西武を下した日本シリーズでMVP。オールスター出場4度。08年引退後は09、10年に2軍コーチ。11年から球団職員などを務め、20年に独立リーグのBC・神奈川監督に就任。リーグで初めて参入初年度に優勝した。右投げ左打ち。