引き分けで、両校3位となった。
引き分けに持ち込んだのは、慶大・斎藤快太(はやた)内野手(1年=前橋)の一打だった。3点を追う5回。1点を返し、なお2死二、三塁で左前に2点適時打を放った。明大・森の高めのカットボールを捉えた。「チームとして、低めは捨てて、高い甘めの球を積極的に打とうと」とチーム方針を徹底した。
子どもの頃、早大・斎藤佑樹や慶大・伊藤隼太の早慶戦をテレビで見て、憧れを抱いた。「慶応で野球をやりたい」と決意。「勉強で入れるのは、慶応か東大なので」。そこで、まずは地元の進学校である前橋高校に進んだ。身長168センチと小柄ながら、4番として活躍。広角に打つミート力を武器に、高校通算15本塁打を残した。引退後は1日10時間、勉強。受験は慶大しか受けなかった。見事、現役で合格。一般入試で野球部の門をたたいた。
努力を重ね、この秋、リーグ戦デビューを果たした。代走で早慶戦にも出場。「夢のようで。まだ信じられません」。夢ではなく、リーグ優勝したメンバーの一員となった。「渡部遼人さんのように、守備でも、攻撃でも、走塁でも貢献できる選手になりたい」と、オリックス4位指名を受けた先輩を目標に掲げた。



