シーズン2位のロッテが1分け3敗(アドバンテージ含む)の白星なしで“終戦”した。

勝利が目前ですり抜けた。8回に主将・中村奨の勝ち越しソロで1点リードを奪い、9回裏、守護神益田が今ステージ初のマウンドへ。まさかの先頭から3連打と打ち込まれ、同点の走者が生還した時点で規定によるコールドゲームとなった。1つもアウトを取れず、ぼうぜんと空(くう)を見つめるしかなかった。

2試合連続0封負けから、打線を組み替えて臨んだ。井口資仁監督は「なかなか調子が上がってこない選手が多い中で、何とか点を取って逆転しましたが、最後守りきれないのは、優勝と2位の違いなのではないかなと思います」。昨季に続いて、2年連続のCSファイナルステージ敗退となった。「ここも自分たちの力で勝ち上がっていかないといけない。あさってから練習。また来季に向けてしっかりスタートしたい」と話し、強化したい部分を「すべて」と言った。