日本ハム清宮幸太郎内野手(22)が12日、佐賀・嬉野での自主トレを公開。新庄剛志監督(49)からのダイエット指令で、公称103キロから94キロに変貌した。昨オフにソフトバンク柳田悠岐外野手(33)に志願して、念願の合同トレ。今度は柳田から課された「30本塁打」のノルマ達成へ、鍛錬を積んでいく。

    ◇    ◇    ◇  

日本ハム清宮が、自らのフォームから卒業を試みている。1軍出場がなかった昨季は、2軍で19本塁打を放ちながら打率1割9分9厘。テーマである確実性の向上へ、試行錯誤しながら打撃フォームを改造中。ティー打撃では5種類のバットを使用。中でも持ち手が2カ所あるシークエンスバットは、昨季パ本塁打王のオリックス杉本も愛用している。「ヘッドを返さないっていう意図で」と説明した。

さらにオリックス吉田正が使用するバレルバットもテスト。グリップと芯の中間付近にたる型の膨らみがあり、より強い打球につながる効果があるとされる。「自分のスイングが嫌いで、嫌いで仕方なかった。去年まで。だから変えることに、ちゅうちょすることは全くなかった」。昨年12月に打撃について周囲に聞いて回り、練習用バットを含めて収穫を得た。「(かつてのフォームは)ひどいので。カッコイイなって思いたいじゃないですか、自分のスイングを見て」と理想とする柳田のフォームに、少しでも近づいていく。