中日の立浪和義監督(52)が、3年目石川昂と2年目高橋宏の初のキャンプ1軍スタートを公表した。14日、ナゴヤ球場でスタッフミーティングを開催。新人6人を含めてメンバーの振り分けは後日発表するとした上で、「一番やらないといけない選手。伸びしろもある。やってきたことができるようにキャンプでやってほしい」と4年目の根尾とともに名前を挙げた。石川昂と高橋宏は初の1軍スタートとなる。

【関連記事】中日ニュース一覧

19年ドラフト1位の大砲候補生、石川昂は故障や体調不良などで昨年までは2軍スタートだった。昨季は2軍戦で死球を受けて左尺骨を骨折し、1軍出場はゼロ。昨秋キャンプでは立浪監督、中村紀打撃コーチによる英才教育が目立っただけに、指揮官は「選手がどれだけ自覚をもってやるか。競争も厳しくなる」と飛躍を期待した。

落合ヘッド兼投手コーチの意見もあって、ここ2年は18人だった1軍投手枠も増やすことになり、20年ドラフト1位の高橋宏は1軍スタートとなった。外野に専念する根尾とともに地元出身の「ドラフト1位三羽がらす」によるアピール合戦が注目される。【伊東大介】