開幕から6連敗中で、12球団で唯一、まだ白星がない阪神が、この日からの巨人3連戦は86年前の「大阪タイガース」復刻ユニホームを着用して、気分一新で東京ドームに乗り込む。

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試合前のシートノックからグレーのユニホームの胸に、黒字に黄色で縁取られた「OSAKA」の5文字が輝くユニホームでナインが登場。中央に黄色と黒の縦ラインが入ったシンプルなデザインで、佐藤輝、糸井、マルテらはグレーに横縞ラインの入ったソックスを膝下まで履いたオールドスタイルで挑む。

巨人との共同プロジェクト「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES」で両チームが1リーグ初年度の1936年(昭11)当時のユニホームを復刻着用する。巨人も同時期の白いユニホームを着用。「伝統の一戦」の始まりとされる36年12月の「洲崎の決戦」が令和の時代に再現される。1リーグ初年度の秋のリーグ戦で阪神と巨人が勝ち点で並び、東京・江東区にあった洲崎球場で3試合制の第1回プロ野球日本一決定戦を開催。阪神は3連投した沢村栄治の前に1勝2敗で涙をのんだ。

昨年は阪神が13勝9敗3分けで14年ぶりに巨人に勝ち越した。この日は開幕投手の藤浪晋太郎投手(27)が登板する。