オリックス吉田正尚外野手(28)が3戦連続タイムリーとなる決勝の2点打で3連勝を呼び込んだ。
【ニッカン式スコア】3日のオリックス―日本ハム戦詳細スコア
目前の申告敬遠にも、冷静だった。同点の8回1死一、三塁。主砲は静かに闘志を燃やし、打席に向かった。3番紅林がカウント3-1から敬遠。自身との勝負を選択されたケースは記憶に「ないですね…」。日本ハム新庄監督の“奇策”にも「多分、ゲッツー狙いに変えたんだと思いますし、作戦の1つです」と落ち着いていた。
2球目に一塁走者の紅林が二盗を決め「状況判断をして、気持ち的に楽になりました」。カウント3-1から5球目、変則左腕宮西の137キロを捉えた打球は前進守備の二塁・水野を強襲。グラブをかすめ、足に当たって向きを変えて中前に抜け、2者がかえった。ラッキーな勝ち越し打に「ヒットはヒットなのでね。勝利に貢献できればなんでも良い。あそこは打点が欲しいところ」と喜んだ。
12年ぶり開幕白星の後、まさかの5連敗。そこから日本ハムに3タテを食らわせ、借金1まで戻した。中嶋監督は「1個ずつ返して、1個ずつ積み上げていくしかない」。5日のソフトバンク戦から福岡、千葉、仙台と敵地が9試合続く。選手会長も務める吉田正は「連勝して帰ってきたい」。クールに映るが、内心は熱い。【真柴健】
○…両打ちの佐野皓が1番中堅で今季初先発し、同点の1号2ランを放った。5回2死一塁、右打席に入り左腕河野から左越えへ。通算3本目で「右(打席)は打撃コーチや(中嶋)監督に変化球の対応だったりを聞いて、素直にできた」と手応えを示した。開幕から8試合の1番は福田だったが、中嶋監督は試合前の打撃練習を見て佐野皓の起用を決断。「(福田は)気分転換のためにね。佐野が非常に右打席良かったのでね」とひらめき采配もさえた。



