20年9月にトミー・ジョン手術を受けたロッテ種市篤暉投手(23)が、620日ぶりに公式戦のマウンドに上がった。

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2軍巨人戦で7回に2番手として登板し、15球を投げ、3者凡退に抑えた。11球投じた直球の平均球速は約150・2キロ。香月からは内角152キロで見逃し三振を奪った。

試合後は球団広報を通じ「マウンドに上がった時に、これまでのリハビリの日々が自然と思い出されました。正直、苦しかったです。当時、肘がパンパンにはれ上がっていたことを考えると、よく投げるまでになったと自分でも思いますし、ここまで支えてくださった皆様に感謝です。ものすごくうれしいです。これからしっかりと投げていけたらと思います」とコメントを寄せた。

手術を受けたのは20年9月14日。21年の石垣島キャンプでネットスローを再開し、強度を少しずつ高めながら、同年7月に対人のキャッチボール、9月にブルペン投球という形で進めていた。冬の契約更改では「苦しい1年だったですけれど、濃い1年でした」と振り返っていた。【金子真仁】