楽天田中将大投手(33)が、後輩打者へ惜しみないアドバイスを送った。23日、楽天生命パークでの投手練習に参加。マウンドに上がると、2軍若手指名練習前の黒川史陽内野手に打席に入ってもらった。「自分の確認したいことがあったからやった」と25球。24日西武戦(同)の先発に備えた。

練習後は、黒川へ投手から見た嫌な打者像など、本塁付近で約15分間、自身の考えを伝えた。「共有できるものは共有して、それがチームにとっていい方向にいけばいいだろうし。選手にとってそれがいい方向に行ってくれれば僕もうれしい。僕が若いときに先輩に聞いてやってきた。自分がそういう番になってきていると思う」とうなずいた。自身の投球を追求しながら、経験を若手に還元している。