DeNAが、10安打の阪神に5安打で守り勝っての連勝で、首位ヤクルトの6月中のマジック点灯を阻止した。

先発石田健大投手が6回途中2失点と粘りの投球。5回以降は打線が無安打の中、6回1死一、二塁のピンチはクリスキーが断ち、7回からはエスコバー→伊勢→山崎の「勝利の方程式」で守った。三浦監督は「リリーフ陣が踏ん張ってくれたし、中盤以降はしっかり守れた」と評価した。

石田は8安打を浴びながら、3回以降は要所を締めた。4回に初の3者凡退で流れを引き寄せ、その裏のソト、嶺井の連続犠飛を呼び込んだ。4月中旬に新型コロナに感染。1軍復帰後、4試合目で3月30日中日戦以来の2勝目を挙げた。お立ち台に上がり「コロナにかかって、苦しい時期もありましたけど、こういう光景を見るとすごく元気になる」とかみしめた。

これで4位阪神に0・5差に迫るとともに、自力優勝の可能性を残すのはDeNAのみとなった。それでも、三浦監督は「自力優勝どうこうってよりも、借金が減ってないんで、1個ずつ減らしていくということは変わらずです」とコメント。7月1日からは敵地でヤクルト3連戦。直接対決で2リーグ制後最短のマジック点灯を阻止する。【久保賢吾】

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