楽天島内宏明外野手(32)が、8月度「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。自身初めての受賞となり「本当に非常にうれしいです。プロ野球始めた頃に一番とりたい賞だった。(昨季獲得した)打点王より正直うれしくて」と素直に喜びの声を上げた。島内は8月、全26試合に出場し打率3割8分1厘、37安打、6本塁打、21打点の成績を残した。「7月もある程度調子良くて、この賞とれるかなと思っていたんだですけど、とれなくてすごく悔しくて、8月は絶対とってやるぞという気持ちで、それだけですね」と、すべての数字を上回って念願の受賞を勝ち取った。

チームは4位で上位3チームに食い込み、Aクラス入りをかけた戦いが大詰めを迎える。「野球って1人でできないんで、みんなが高い目標、優勝するっていう気持ちでやらないとなかなかいい方向に向かないと思うので、まずは自分がコロナやケガなく終わるという気持ちで、しっかりスタメンで頑張るっていうこと目標にやっていきたいと思います」とラストスパートを誓った。

チームの勝利に結び付くような活躍ができれば自ずと個人タイトルも見えてくる。打点では、西武山川の81点、同僚浅村の74点に次ぐ72点で3位につける。2年連続の打点王のタイトル獲得に向け「タイトル今回とったら、オーナーからなんかもらいたいなと思います」と“おねだり”も忘れなかった。