日本ハムの稲葉篤紀GM(50)が21日、札幌市内で「2022交通安全道民総決起大会」に参加した。21日から30日まで実施される「秋の全国交通安全運動」のため、北海道民総ぐるみでの交通安全を広く呼びかけることが狙い。

北海道庁赤れんが庁舎前庭での交通安全トークではまず、日没時間が早くなることも踏まえ注意を喚起した。反射するマスクを手に「暗くなる時間が早くなったと感じる。暗くなる時間に外出するときは、ぜひ反射材をつけてほしい。こういう(反射する)マスクも出ている。運転している側からすると、こういうのはとても見やすい」と紹介した。

ドライバーのライトの角度や横断歩道通行時の心がけなどにも言及。「迷惑がかかると思うかもしれないが、基本はハイビーム。僕も最近知ったのですが、対向車が来たらロービームにするなど、しっかり使い分けてもらえたら。横断歩道を通行する際は、歩行者が安全に渡るところを確認してから通行する。そういう部分が大事」と訴えた。

自転車利用者に向けたメッセージも伝えた。ヘルメット着用の重要性を強調し「自分の身は自分で守ることが大事。僕も野球で頭に3回ぐらいデッドボールが当たりましたが、ヘルメットをつけていると安全。ぜひ着用してほしい」と説いた。

最後は飲酒運転について。「お酒を飲む前は『飲んだら運転しないぞ』と決めているかもしれないが飲んでしまったら、ちょっといいかなという気持ちになると思う。強い気持ちを持つこと。飲酒運転して事故を起こすと人生も大きく変わってしまう。被害者、加害者の人生を大きく変えてしまう。人生がかかっているということを1人1人が意識すること」。歩行者、ドライバーや自転車利用者の心がけから、飲酒運転撲滅への強い思いを訴え、最後は北海道弁PRキャラクター「やべーべや」と、街頭での啓発活動に参加し、交通安全を呼びかけた。