ロッテの新外国人C・C・メルセデス投手(28)とルイス・カスティーヨ投手(27)が31日、吉井理人監督(57)同席のもと、沖縄・石垣市内で入団会見を行った。

2人を紹介した吉井監督が冗談で? 本気で? 名前を逆に言い間違え、会見の雰囲気を和ませた。つかみはOK。「メルセデス選手は先発として期待していますし、カスティーヨ選手はリリーフとして活躍してほしい」と説明した。

188センチ左腕のメルセデスは昨季まで巨人でプレー。5年間で通算29勝28敗の実績がある。「また日本で出来ることに興奮している。もっと力強く、このチームで成長していきたい。10試合以上勝ち星をつけたい」。自身最多8勝を上回る2ケタ勝利を目標に掲げた。

カスティーヨは190センチの長身からスリークオーターで投げ込む右腕。昨季は大リーグのタイガースでプレーした。「シンカー気味の軌道の真っすぐは自信があります。スライダーも自信があります」。日本に来たのは2度目だが「初めての時には日本人の礼儀正しさに驚きました。すしが好きです。ネタはサーモンとアボカド」と笑った。隣に座った吉井監督の印象も「とても楽しい人。選手をとても信頼してくれる人。集中する環境をつくってくれる人だと思います」と第一印象を明かした。

報道陣から「最後に知っている日本語で意気込みをお願いします」と“お題”を与えられた。

カスティーヨ 「アリガトウ」

メルセデス 「マイニチ、タクサン、ガンバリマショウ」

数秒後…。

ヨシイカントク 「メチャ、オイシイ」

突然の“ボケ”に、会場は爆笑の渦に。つかみも、オチも、吉井監督が持っていった。カスティーヨの第一印象通りの「楽しい人」。一気に監督と両外国人の距離が縮まったのは間違いない。【鎌田直秀】

【関連記事】ロッテニュース一覧