巨人菅野智之投手(33)がセットポジションから投球フォームを模索した。

宮崎キャンプ4度目のブルペン投球で58球を投げ込んだ。従来のワインドアップではなく全球セットポジションだった。その日の状態で調整方法を決める「デイ・バイ・デイ調整」は2日に1度のペースでブルペン入り。「ちょっと投げすぎかな。体の調子がいいんじゃないですかね。出力も上がって順調にきている」と手応えを口にした。

原監督、阿波野投手チーフコーチらと話し合った上で、セットポジションでの調整を続ける。「ワインドアップからだとロスがあるので、なかなか力がたまりきらない。スタートの位置からしっかり軸足を決めた状態で投げた方がいいんじゃないかということ」と、軸足の使い方を確認していく。投球の途中、原監督が打席に立つ場面もあり「監督が入ったときは、全然いい球がいかなかったです」と苦笑いした。

○…新外国人のフォスター・グリフィン投手(27=ブルージェイズ)が、指揮官の内角をえぐった。ブルペン投球で原監督が打席に立った際、物おじせずに内角へ直球を投げ込んだ。1球足元を突いた球に、左腕は「ちょっと申し訳ないと態度で示そうと思いました。ただまさしく今調整段階として投げきることをやらないといけないので」と課題に注力。原監督は「敵じゃなくてよかったよ」と賛辞を贈った。

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