3月開幕のWBC台湾代表で15年から6年間ロッテで活躍した楽天モンキーズのチェン・グァンユウ投手(32)が先発登板し、1回無失点に抑えた。

ロッテの山本大斗外野手(20)、山口航輝外野手(22)に連打を浴びたが、左腕から繰り出す直球で安田尚憲内野手を三飛に封じるなど、1回無失点でマウンドを降りた。

チェンはWBC台湾代表に選出されたため、当初は石垣島メンバーから外れていたが、古巣との対戦を望み、チームに直訴して遠征に加わった。「ロッテのユニホームを見られて良かったし、みんなの顔が見られてうれしい。ずっとロッテの試合はテレビで見ていたし、対戦したかった」。試合後には旧友との対面にも笑顔を見せた。

台湾はA組(台湾ラウンド)を勝ち抜けば、侍ジャパンと対戦する可能性もある。ロッテ佐々木朗希投手(21)の成長には「すごくボールが速くて、コントロールも良い。台湾チームで東京に行けたら対戦したい。ボールが速いし、体も良いし、若いし、イケメンだし、台湾でも人気のスーパースターです」。侍ジャパンの印象にも「若い選手がたくさんいて、特に中継ぎの投手が若くてスゴイチーム」と賛辞を並べた。

台湾代表での自身の役割は「今回は中継ぎなので2連投する準備をしている。調子は上がっています」。オランダ、キューバ、イタリア、パナマとの戦いを勝ち抜くことを誓った。【鎌田直秀】

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