阪神岡田彰布監督(65)がシーズンインまでの1カ月間、開幕右翼有力候補のドラフト1位森下翔太外野手(22=中大)にみっちり英才教育を施す。

オープン戦で左右関係なく主力投手相手に打席に立たせ、結果よりもトップレベルを体感させる。4日オリックス戦(甲子園)からのオープン戦16試合、6日侍ジャパン、7日韓国代表との強化試合2試合の計18戦で、近い将来の主砲候補を大きく育てる。

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3月は森下強化月間だ。岡田監督は「(3月が)1週間過ぎたころくらいからローテーション投手が投げてくるから、その辺でどんどん打席はね。右左関係なしに経験を積ませたい」とイメージ。森下本人も「シーズンにつなげていかないと意味がない。立たせてもらえるならしっかり経験を積んでいきたい。本当にいろんな投手と対戦したい」と目を輝かせた。

今春キャンプは中盤に1軍昇格し、沖縄期間の実戦で21打数8安打、打率3割8分1厘と数字を残した。2月の相手は若手投手が多かったが、3月は続々と主力投手が登板してくる。12日巨人戦(甲子園)の後はDeNA、ヤクルトと関東遠征でもセ・リーグ球団と当たる。結果よりもシーズン中に何度も対戦する投手たちを肌で感じさせ、慣れさせることが大事だという考えだ。

6日には一足先に侍ジャパンとの強化試合(京セラドーム大阪)も待つ。指揮官は「誰が投げるか知らんけど、みんないい投手が出てくるわけやから、経験さすには一番いいゲーム」とニヤリ。満員のスタンド、日本中が注目する一戦は経験値も大きいだけに、是が非でも出場させる構えだ。

キャンプ後の休日を挟み、1日からは本拠地甲子園で練習が始まる。「後方の飛球が少し苦手なので、しっかり練習したい」と森下。広い甲子園の外野で浜風も感じながら、守りの感覚も磨いていく。本拠地デビューは4日オリックス戦になる見込み。「素直に楽しみ。ここでプレーすることが一番多くなるので、しっかり自分の目、足で確かめていきたい」。トランペットや声を出しての応援が可能となり、熱狂的な虎党の大声援にも慣れていかなければならない。

「自分のできることを最大限にやるだけ」。シーズンでレギュラーを守り抜くために、大事な修業の1カ月間とする。【石橋隆雄】

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