中日根尾昂投手(22)が2日、ナゴヤ球場で行われた社会人ジェイプロジェクトとの練習試合で今季初めて実戦登板した。

2番手としてマウンドに立ち、1回19球を投げ、打者5人に対して2安打1奪三振1失点のスタートとなった。

先発転向を目指す右腕が6回、昨秋の宮崎フェニックス・リーグ以来となる実戦マウンドに立った。先頭打者を143キロで2球続けて空振りを奪うと、ボールひとつ挟んで140キロ直球で中飛に打ち取る。次打者にはこの日最速となった146キロを中前打され、二盗と暴投で1死三塁のピンチを迎えた。ここで左打者を144キロで空振り三振に仕留めたが、続く右打者に三塁左を破られ1点を失った。最後の打者は142キロで二飛に仕留めた。

沖縄キャンプは投球バランスを崩し、実戦登板の機会をもてないまま終えた。昨季途中、異例の投手転向。中継ぎで25試合に登板した。先発ローテーション入りを目標とする右腕は「まだまだですが、思ったボールも何球かありました。しっかり分析して、イニングを伸ばしていければと思います」と今後を見据えた。

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