巨人戸郷翔征投手(23)が今季17イニング目で初失点を喫した。

4回にDeNAソトの適時内野安打で先制点を献上し、開幕から続けていた連続無失点は16イニングでストップ。その後も粘りの投球を続けたが8回に2失点目を許して降板し、今季初黒星で自身の開幕3連勝はならなかった。打線は無得点に終わり、チームは連敗を喫した。

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戸郷が開幕から3試合連続の白星を逃した。7回1/3を7安打2失点と粘りの投球を見せるも、3戦目にして開幕からの連続無失点イニング記録も途切れた。最下位で迎えた試合前時点で13イニング連続無失点を継続。この日もテンポ良く、危なげない投球で3回まで無失点投球を続けたが、17イニング目にして初失点を喫した。

4回、DeNA京田と宮崎の連打で無死二、三塁のピンチを招く。牧を空振り三振、桑原を遊飛に仕留めて2死二、三塁。関根を四球で歩かせて2死満塁となってソトを打席に迎えた。初球直球がややシュート回転して真ん中へ。強烈にはじき返された打球を二塁手の中山がスライディングしながら好捕。素早く二塁に送球するも、間一髪セーフとなった。

リクエストの結果も覆らず。内野安打で開幕から17イニング目にして初失点を喫した。それでも2死満塁のピンチを戸柱を三邪飛に仕留めて最少失点で踏ん張った。沖縄・セルラースタジアム那覇での昨年4月12日DeNA戦以来、2度目の地方球場での登板で奮闘。8回もマウンドに上がるも、1死三塁から宮崎に適時打を浴びて102球で降板し「最後は粘り切れなかったので悔しいです。次回は粘り切れるように頑張ります」と振り返った。

巨人の長崎での主催試合は09年4月21日のヤクルト戦以来14年ぶり。同戦では長崎の地で初白星を収め、チームはそのまま勢いに乗ってリーグ優勝、日本一を果たした。同戦で「8番遊撃」として先発して3安打猛打賞で勝利に貢献した坂本は、9回1死に代打で登場。史上55人目となる通算2000試合出場となった打席は中飛だった。【小早川宗一郎】

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