4年ぶりの優勝を目指す西武が最新鋭のVR(仮想現実)の導入に動いていることが24日、分かった。夏前の本格稼働を目指し、調整を進めている。
24日時点でのチーム本塁打数は12球団2位の17本ながら、今季は開幕前から打力が課題とされた。球団は早くから対策に着手。ゴーグルをはめることで、打席での投手の球筋を疑似体験できるVRトレーニングは、NPBでは楽天などが導入してきたものの、西武関係者は「これまで見たものより、かなり性能がいい」と自信を持つ。選手らにヒアリングを重ね、各球団の主力級の球をよりリアルな軌道映像に近づける作業を繰り返している。本格導入となればオリックス山本やロッテ佐々木朗、2対戦連続で攻略し切れなかったオリックス山下ら、難敵へのイメージを試合前に膨らませることができる。
VRは微修正を重ね、球団内から「暑い夏場の打撃練習も減らせるのでは」という声が出るほどの再現度になっているもよう。投手が「自分の球が打席からどう見えるか」をチェックすることや、若手捕手に主力級の投球を体感させる応用も考えられる。首脳陣へのコーチング研修を始めるなど、育成部門に力を注ぐ西武。近い将来の黄金時代到来も、現実のものとする。【金子真仁】



